この記事では、AQUOS wish4(2024年7月発売)とmoto g64 5G(2024年6月発売)の違いを比較してご紹介します。
【結論】AQUOS wish4とAQUOS wish4どちらを選ぶ?
5G対応のエントリーモデルとして登場したAQUOS wish4とmoto g64 5G。
どちらも手頃な価格帯で、日常的なSNSやウェブ閲覧、写真撮影など基本的な使い方に十分な性能を備えていますが、細かい部分で違いがあります。
主な違いは以下の通りです。
項目 | AQUOS wish4 | moto g64 5G |
---|---|---|
画面性能 | 6.6インチHD+(1612×720) 90Hz | 6.5インチFHD+(2400×1080) 120Hz(より滑らか) |
メモリ容量 | RAM:4GB ROM:64GB | RAM:8GB (より多くのアプリを同時起動可能) ROM:128GB (2倍の保存容量) |
カメラ機能 | メイン:5010万画素 インカメラ:800万画素 | メイン:5000万画素(手ブレ補正付き)+マクロ200万画素 インカメラ:1600万画素 |
防水・防塵 | IPX5/8、IP6X (高い防水・防塵性能) | IPX2、IP5X |
これらの特徴を踏まえ、以下のような使い方をされる方におすすめです。
選び方のポイントは、高精細な画面や大容量メモリを重視するか、より高い防水・防塵性能を重視するかの違いと言えそうですね。
本文では、各スペックの詳細な違いを比較解説し、それぞれの特徴を活かせる使い方とともに、2機種の選び方や販売価格をご紹介します。
AQUOS wish4とmoto g64 5Gのスペックを比較
AQUOS wish4とmoto g64 5Gの仕様を一覧表にまとめました。
はじめに全体像を把握していただき、詳細は関心のある項目から順にご確認ください。
項目 | AQUOS wish4 | moto g64 5G |
---|---|---|
メーカー | SHARP | motorola |
発売日 | 2024/7/4 | 2024/6/28 |
サイズ | 約76(W)x167(H)x8.8(D) (mm) | 約73.82(W)x161.56(H)x7.99(D) (mm)※最薄部 |
重さ | 約190g | 約177g |
カラー | ・ブルー ・ブラック ・ホワイト | ・スペースブラック ・シルバーブルー |
OS | Android™ 14 | Android™ 14 |
SoC(CPU) | MediaTek™ Dimensity® 700 オクタコア 2.2GHz×2 + 2GHz×6 | MediaTek Dimensity 7025 (2.5GHz x 2+ 2.0GHz x 6) |
RAM / ROM(メモリ) | RAM:4GB / ROM:64GB / microSDXCカード 最大1TB(別売) | RAM:8GB / ROM:128GB / microSD 最大1TB |
バッテリー | 5000mAh 急速充電対応 USB Power Delivery対応 | 5000mAh 急速充電対応 30W TurboPower™ チャージ対応 |
充電端子 | USB Type-C | USB Type-C |
ディスプレイ | 約6.6インチ1612×720(HD+) | 約6.5インチ2,400×1,080 (FHD+) 20:9 |
リフレッシュレート | 90Hz | 120Hz |
アウトカメラ | 5010万画素(アウトカメラ: 約5,010万画素(F値1.8)) | 5000万画素(アウトカメラ:5000万画素メイン OIS (f/1.8 )PDAF+200万画素マクロ(f/2.4) LEDフラッシュ) |
インカメラ | 800万画素(インカメラ:約800万画素(F値2.0)) | 1600万画素(インカメラ:1600万画素(f/2.4)) |
対応SIM | nanoSIM / eSIM スロット数:1 | nanoSIM / eSIM スロット数:1 |
防水/防塵 | IPX5/8、IP6X | IPX2、IP5X |
おサイフケータイ | ◯ 対応 | ◯ 対応 |
指紋認証 | ◯ 対応 | ◯ 対応 |
顔認証 | ◯ 対応 | ◯ 対応 |
対応バンド(5G) | 5G:n1/3/7/28/38/40/41/77/78/79 | 5G: n1/3/28/41/77/78 |
対応バンド(4G) | LTE:B1/2/3/5/7/8/12/17/18/19/28/38/39/40/41 | LTE: B1/2/3/4/8/11/12/17/18/19/26/28/38/41/42 |
公式サイト | 公式サイトを見る | 公式サイトを見る |
AnTuTuベンチマークスコアでSoC性能を比較

項目 | AQUOS wish4 | moto g64 5G |
---|---|---|
SoC(CPU) | MediaTek™ Dimensity® 700 オクタコア 2.2GHz×2 + 2GHz×6 | MediaTek Dimensity 7025 (2.5GHz x 2+ 2.0GHz x 6) |
- PU:基本的な処理性能と演算速度
- GPU:グラフィック処理やゲーム描画の性能
- Memory:RAMとROMの処理速度
- UX:実際の操作性と応答性能
AnTuTuスコア | 動作・操作感 |
---|---|
総合スコア:約150万点以上 GPUスコア:約60万点以上 | ヌルヌル、動作に不満なし |
総合スコア:約100万点〜150万点 GPUスコア:約35万点〜60万点 | 重いゲームもなんとか |
総合スコア:約50万点〜100万点 GPUスコア:約15万点〜35万点 | 軽いゲームくらいなら |
総合スコア:約25万点〜50万点 GPUスコア:約5万点〜15万点 | 必要最低限 |
総合スコア:約25万点以下 GPUスコア:約5万点以下 | サブ端末向き |
AnTuTuベンチマークスコアを比較すると、moto g64 5Gは総合スコア約47万点、AQUOS wish4は約39万点と、約8万点の差がありますが、SNSやメール、Webブラウジングといった基本的な使用では問題なく動作する範囲です。
ゲームプレイにはあまり適していませんので、日常的なコミュニケーションや情報閲覧を主な用途とした使い方がおすすめです。
サイズ・重さ・画面性能の違いを比較
項目 | AQUOS wish4 | moto g64 5G |
---|---|---|
サイズ | 約76(W)x167(H)x8.8(D) (mm) | 約73.82(W)x161.56(H)x7.99(D) (mm)※最薄部 |
重さ | 約190g | 約177g |
カラー | ・ブルー ・ブラック ・ホワイト | ・スペースブラック ・シルバーブルー |
ディスプレイ | 約6.6インチ1612×720(HD+) | 約6.5インチ2,400×1,080 (FHD+) 20:9 |
リフレッシュレート | 90Hz | 120Hz |
色の選択肢以外の外観の違いはごくわずかで、実際の使用感にはほとんど影響がないと言えるのではないでしょうか。
動画視聴や画面操作における快適さに大きな違いが見られます。
moto g64 5Gは120Hzの高リフレッシュレート対応で、SNSのスクロールやゲームプレイがとても滑らか。
一方のAQUOS wish4は90Hzながら、十分な軽快さを実現しています。
解像度はmoto g64 5GがFHD+とより細かな表示が可能で、文字や画像がくっきりと見えそうですね。
RAM/ROMの容量を比較

項目 | AQUOS wish4 | moto g64 5G |
---|---|---|
RAM / ROM(メモリ) | RAM:4GB / ROM:64GB / microSDXCカード 最大1TB(別売) | RAM:8GB / ROM:128GB / microSD 最大1TB |
データ保存容量に関して、moto g64 5Gの方がRAM 8GB、ROM 128GBと余裕のある構成です。
複数のアプリを同時に起動してもスムーズに動作し、写真や動画もたくさん保存できます。
しかし、どちらも最大1TBまでのmicroSDカードに対応しているため、必要に応じて容量を増やすことが可能ですよ。
バッテリー容量を比較
項目 | AQUOS wish4 | moto g64 5G |
---|---|---|
バッテリー | 5000mAh 急速充電対応 USB Power Delivery対応 | 5000mAh 急速充電対応 30W TurboPower™ チャージ対応 |
充電端子 | USB Type-C | USB Type-C |
使用シーン | 4000-4500mAh | 4501-5000mAh | 5001-7000mAh |
---|---|---|---|
動画視聴連続使用 | 約8-9時間 | 約9-10時間 | 約10-12時間 |
SNS中心の通常使用 | 約1-1.5日 | 約1.5-2日 | 約2-2.5日 |
テザリング利用時 | 約4-5時間 | 約5-6時間 | 約6-7時間 |
モバイルゲーム | 約3-4時間 | 約4-5時間 | 約5-6時間 |
待機時間 | 約3-4日 | 約4-5日 | 約5-6日 |
※参考値は以下の条件で計測した想定です。使用環境や設定により実際の持続時間は変動します。
– 画面の明るさ:50%
– Wi-Fi接続時
– 室温25℃環境下
– 新品状態
バッテリー容量は両機種とも5000mAhで、1日中たっぷり使える大容量を確保しています。
充電については、moto g64 5Gは30WのTurboPower™チャージに対応しています。
AQUOS wish4はUSB PD(Power Delivery)Revision 3.0に対応し、幅広い充電器との互換性があります。
カメラ性能を比較
項目 | AQUOS wish4 | moto g64 5G |
---|---|---|
アウトカメラ | 5010万画素(アウトカメラ: 約5,010万画素(F値1.8)) | 5000万画素(アウトカメラ:5000万画素メイン OIS (f/1.8 )PDAF+200万画素マクロ(f/2.4) LEDフラッシュ) |
インカメラ | 800万画素(インカメラ:約800万画素(F値2.0)) | 1600万画素(インカメラ:1600万画素(f/2.4)) |
写真撮影について、両機種とも5000万画素クラスのメインカメラを搭載しています。
moto g64 5Gは手ブレ補正(OIS)機能付きで、暗い場所や動きのある被写体でもブレの少ない写真が撮影できそうですね。
また、マクロカメラも搭載し、近接撮影も得意としています。
自撮り用のインカメラは、moto g64 5Gが1600万画素、AQUOS wish4が800万画素と、こちらもmoto g64 5Gの方が高精細な自撮り写真を撮影できそうですね。
防水・防塵性能を比較

項目 | AQUOS wish4 | moto g64 5G |
---|---|---|
防水/防塵 | IPX5/8、IP6X | IPX2、IP5X |
▼防塵性能(0〜6の7等級)
IP0X | 保護の内容 | 想定される固形物の例 |
---|---|---|
IP1X | 直系50mm以上の 大きさの固形物が内部に入らない | 手 |
IP2X | 直系12.5mm以上の 大きさの固形物が内部に入らない | 指 |
IP3X | 直系2.5mm以上の 大きさの固形物が内部に入らない | 工具の先端 |
IP4X | 直系1.0mm以上の 大きさの固形物が内部に入らない | ワイヤー |
IP5X | 有害な影響が発生するほどの 粉塵が内部に入らない | 粉塵 |
IP6X | 粉塵が内部に入らない | 粉塵 |
▼防水性能(0〜8の9等級)
IPコード | 保護の内容 |
---|---|
IPX0 | 保護されていない |
IPX1 | 垂直に落ちてくる水滴による有害な影響がない |
IPX2 | 垂直から15度の範囲で落ちてくる水滴による有害な影響がない |
IPX3 | 垂直から60度の範囲で落ちてくる水滴による有害な影響がない |
IPX4 | あらゆる方向からの飛沫による有害な影響がない |
IPX5 | あらゆる方向からの噴流水による有害な影響がない |
IPX6 | あらゆる方向からの強い噴流水による有害な影響がない |
IPX7 | 一時的に一定の水圧(水深)で水没しても内部に浸水しない |
IPX8 | 継続的に水没しても内部に浸水しない |
日常生活での安心感という点で、AQUOS wish4が優位です。
IPX5/8、IP6Xという高い防水・防塵性能により、突然の雨や砂埃の多い環境でも安心して使用できます。
一方、moto g64 5GはIPX2、IP5Xと、やや控えめな防水・防塵性能となっています。
おサイフケータイ・認証機能の搭載状況を比較
項目 | AQUOS wish4 | moto g64 5G |
---|---|---|
おサイフケータイ | ◯ 対応 | ◯ 対応 |
指紋認証 | ◯ 対応 | ◯ 対応 |
顔認証 | ◯ 対応 | ◯ 対応 |
おサイフケータイ機能は両機種とも搭載しており、電子マネーやICカード機能が使用可能です。
認証機能についても、指紋認証と顔認証の両方に対応しており、状況に応じて使い分けられます。
対応SIMを比較
項目 | AQUOS wish4 | moto g64 5G |
---|---|---|
対応SIM | nanoSIM / eSIM スロット数:1 | nanoSIM / eSIM スロット数:1 |
どちらもnanoSIMとeSIMに対応し、1枚のSIMカードスロットを備えています。
対応バンドを比較

項目 | AQUOS wish4 | moto g64 5G |
---|---|---|
対応バンド(5G) | 5G:n1/3/7/28/38/40/41/77/78/79 | 5G: n1/3/28/41/77/78 |
対応バンド(4G) | LTE:B1/2/3/5/7/8/12/17/18/19/28/38/39/40/41 | LTE: B1/2/3/4/8/11/12/17/18/19/26/28/38/41/42 |
5G | 3.7GHz帯 | 4.5GHz帯 | 28GHz帯 | |
---|---|---|---|---|
n77 | n78 | n79 | n257 | |
ドコモ | – | ◯ | ◯ | ◯ |
au | ◯ | ◯ | – | ◯ |
ソフトバンク | ◯ | – | – | ◯ |
楽天モバイル | ◯ | – | – | ◯ |
4G(LTE) | 700MHz 帯 |
800MHz帯 | 900MHz 帯 |
1.5GHz帯 | 1.7GHz帯 | 2.0GHz帯 | 3.5GHz帯 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
バンド28 | バンド18/26 | バンド19 | バンド8 | バンド11 | バンド21 | バンド3 | バンド1 | バンド42 | |
ドコモ | ◯ | – | ◯ | – | – | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
au | ◯ | ◯ | – | – | ◯ | – | ◯ | ◯ | ◯ |
ソフトバンク | ◯ | – | – | ◯ | ◯ | – | ◯ | ◯ | ◯ |
楽天モバイル | ◯ | ◯ (auパートナー回線) |
– | – | – | – | ◯ | – | – |
※2025/01/25時点の対応バンドです。
5G通信については、両機種とも主要なバンドに対応しています。
4G(LTE)についても、国内の主要なバンドをカバーしており、どちらも安定した通信環境を提供できます。
ただし、対応バンドの数はやや異なるため、海外での利用を考えている方は、渡航先での対応状況の確認をお勧めします。
AQUOS wish4とmoto g64 5Gの取り扱いサイトと本体価格
格安SIM各社での取り扱い状況と本体価格を比較
格安SIM | AQUOS wish4 | moto g64 5G |
---|---|---|
IIJmio >公式から申し込む | 2025/3/31まで9,980円 | 2025/3/31まで9,980円 |
楽天モバイル >公式から申し込む | 2025/4/14 8:59まで15,900円 | - |
mineo >公式から申し込む | 2025/3/31まで17,072円 | 2025/3/31まで16,808円 |
※表示価格はMNP価格です。価格は調査時点のものであり、変動する可能性があります。最新の情報は各取扱いサイトにてご確認ください。