この記事では、Redmi 14C(2024年10月発売)とarrows We2 M07(2024年8月発売)の違いを比較してご紹介します。
【結論】Redmi 14Cとarrows We2 M07の選び方のポイントは?
どちらもエントリーモデルとして位置づけられており、日常的なSNSやウェブ閲覧、写真撮影といった基本的な使い方には十分な性能を備えています。
主な違いを表形式で整理すると以下の通りです。
項目 | Redmi 14C | arrows We2 |
---|---|---|
画面サイズ | 6.88インチ(大画面) | 6.1インチ(コンパクト) |
本体重量 | 約212g | 約179g |
画面の滑らかさ | 120Hz(より滑らか) | 60Hz(標準的) |
バッテリー容量 | 5160mAh | 4500mAh |
インカメラ | 1300万画素 | 800万画素 |
SIM対応 | 物理SIM×2 | 物理SIM+eSIM |
上述の違いから判断すると、次のような活用方法をお考えの方に最適です。
本文では、各スペックの詳細な違いを比較解説し、それぞれの特徴を活かせる使い方とともに、2機種の選び方や販売価格をご紹介します。
Redmi 14Cとarrows We2 M07のスペックを比較
Redmi 14Cとarrows We2 M07の主なスペックを比較表で示しています。
まずは全体の概要をご確認いただき、その後で気になる項目を詳しくチェックしてみてください。
項目 | Redmi 14C | arrows We2 M07 |
---|---|---|
メーカー | Xiaomi | FCNT |
発売日 | 2024/10/17 | 2024/8/16 |
サイズ | 約77.8(W)x171.88(H)x8.22(D) (mm) | 約73(W)x155(H)x8.9(D) (mm)※最薄部 |
重さ | 約211.9g | 約179g |
カラー | ・ミッドナイトブラック ・スターリーブルー ・セージグリーン | ・ライトブルー ・ネイビーグリーン ・ライトオレンジ |
OS | Android™ 14ベースのXiaomi HyperOS | Android™ 14 |
SoC(CPU) | MediaTek Helio G81-Ultraプロセッサ | MediaTek Dimensity 7025 |
RAM / ROM(メモリ) | RAM:4GB / ROM:128GB / microSD 最大1TB(別売) | RAM:4GB / ROM:128GB / microSD 最大1TB(別売) |
バッテリー | 5160mAh 急速充電18W | 4500mAh 急速充電対応 |
充電端子 | USB Type-C | USB Type-C |
ディスプレイ | 約6.88インチ、1640 x 720 | 約6.1インチHD+ 1560×720 |
リフレッシュレート | 120Hz | 60Hz |
アウトカメラ | 5000万画素(アウトカメラ:約5000万画素 (F値1.8) | 5010万画素(アウトカメラ:5010万画素 広角(f/1.8 絞り値)+190万画素 マクロ(f/2.4 絞り値)) |
インカメラ | 1300万画素 (F値2.0) | 800万画素(インカメラ:800万画素(f/2.0 絞り値)) |
対応SIM | nanoSIM / nanoSIM スロット数:2 | nanoSIM / eSIM スロット数:1 |
防水/防塵 | IPX2、IP5X | IPX5/IPX8、IP6X |
おサイフケータイ | - | ◯ 対応 |
指紋認証 | ◯ 対応 | ◯ 対応 |
顔認証 | ◯ 対応 | ◯ 対応 |
対応バンド(5G) | - | 5G:n1/3/28/77/78/79 |
対応バンド(4G) | LTE:B1/2/3/4/5/7/8/13/18/19/26/28/38/40/41/66 | LTE(国内):1/3/8/18/19/28/41/42 LTE(国外):1/3/4/5/8/12/28/38/39/41/42 |
公式サイト | 公式サイトを見る | 公式サイトを見る |
AnTuTuベンチマークスコアでSoC性能を比較

項目 | Redmi 14C | arrows We2 M07 |
---|---|---|
SoC(CPU) | MediaTek Helio G81-Ultraプロセッサ | MediaTek Dimensity 7025 |
- PU:基本的な処理性能と演算速度
- GPU:グラフィック処理やゲーム描画の性能
- Memory:RAMとROMの処理速度
- UX:実際の操作性と応答性能
AnTuTuスコア | 動作・操作感 |
---|---|
総合スコア:約150万点以上 GPUスコア:約60万点以上 | ヌルヌル、動作に不満なし |
総合スコア:約100万点〜150万点 GPUスコア:約35万点〜60万点 | 重いゲームもなんとか |
総合スコア:約50万点〜100万点 GPUスコア:約15万点〜35万点 | 軽いゲームくらいなら |
総合スコア:約25万点〜50万点 GPUスコア:約5万点〜15万点 | 必要最低限 |
総合スコア:約25万点以下 GPUスコア:約5万点以下 | サブ端末向き |
※nanoreviewには「MediaTek Helio G81」のデータしかなかったのですが、調査したところ処理性能に大きな差はないようなので参考にしています。
両機種のAnTuTuベンチマークスコアを比較すると、arrows We2 M07のMediaTek Dimensity 7025は総合スコア約47万点、Redmi 14CのMediaTek Helio G81は約26万点と、約1.8倍の性能差が見られます。
arrows We2 M07では、SNSやWebブラウジングはもちろん、軽めのゲームも快適に動作しそうですね。
Redmi 14Cはサブ機向け性能帯に近く、基本的なSNSやメールなど、必要最低限の操作に適しています。
サイズ・重さ・画面性能の違いを比較
項目 | Redmi 14C | arrows We2 M07 |
---|---|---|
サイズ | 約77.8(W)x171.88(H)x8.22(D) (mm) | 約73(W)x155(H)x8.9(D) (mm)※最薄部 |
重さ | 約211.9g | 約179g |
カラー | ・ミッドナイトブラック ・スターリーブルー ・セージグリーン | ・ライトブルー ・ネイビーグリーン ・ライトオレンジ |
ディスプレイ | 約6.88インチ、1640 x 720 | 約6.1インチHD+ 1560×720 |
リフレッシュレート | 120Hz | 60Hz |
持ち運びのしやすさという点では、arrows We2 M07の方がコンパクトな設計となっています。
手の小さな方でも片手で操作がしやすく、ポケットやバッグの中でもかさばりにくい特徴があります。
対して、Redmi 14Cは大画面で見やすさを重視した設計で、動画視聴や読書を楽しみたい方に適しています。
重さについても、arrows We2 M07の方が約30g軽く、長時間使用時の負担が少なくなっています。
画面の動きの滑らかさには大きな違いが存在します。
Redmi 14Cは画面の更新が速い120Hzに対応しており、SNSのタイムラインをスクロールしたり、ゲームをプレイしたりする際に、より滑らかな表示が可能となっています。
arrows We2 M07は一般的な60Hzですが、日常的な使用では十分な性能ではないでしょうか。
RAM/ROMの容量を比較

項目 | Redmi 14C | arrows We2 M07 |
---|---|---|
RAM / ROM(メモリ) | RAM:4GB / ROM:128GB / microSD 最大1TB(別売) | RAM:4GB / ROM:128GB / microSD 最大1TB(別売) |
メモリとストレージに関しては、両機種とも同じ仕様です。
4GBのメモリを搭載し、内蔵ストレージは128GB。
さらに、microSDカードを使って最大1TBまで容量を追加できるため、たくさんの写真や動画を保存したい方も安心できるでしょう。
バッテリー容量を比較
項目 | Redmi 14C | arrows We2 M07 |
---|---|---|
バッテリー | 5160mAh 急速充電18W | 4500mAh 急速充電対応 |
充電端子 | USB Type-C | USB Type-C |
使用シーン | 4000-4500mAh | 4501-5000mAh | 5001-7000mAh |
---|---|---|---|
動画視聴連続使用 | 約8-9時間 | 約9-10時間 | 約10-12時間 |
SNS中心の通常使用 | 約1-1.5日 | 約1.5-2日 | 約2-2.5日 |
テザリング利用時 | 約4-5時間 | 約5-6時間 | 約6-7時間 |
モバイルゲーム | 約3-4時間 | 約4-5時間 | 約5-6時間 |
待機時間 | 約3-4日 | 約4-5日 | 約5-6日 |
※参考値は以下の条件で計測した想定です。使用環境や設定により実際の持続時間は変動します。
– 画面の明るさ:50%
– Wi-Fi接続時
– 室温25℃環境下
– 新品状態
バッテリーについては、Redmi 14Cは5160mAh、arrows We2 M07は4500mAhと容量に違いがありますが、実際の持続時間は画面サイズや使用状況によって大きく変化します。
Redmi 14Cは大きな画面と高いリフレッシュレートを備えているため、その分電力消費も大きくなる可能性があります。
両機種とも急速充電に対応しており、電池残量が少なくなった時も短時間で充電可能という点は共通しています。
カメラ性能を比較
項目 | Redmi 14C | arrows We2 M07 |
---|---|---|
アウトカメラ | 5000万画素(アウトカメラ:約5000万画素 (F値1.8) | 5010万画素(アウトカメラ:5010万画素 広角(f/1.8 絞り値)+190万画素 マクロ(f/2.4 絞り値)) |
インカメラ | 1300万画素 (F値2.0) | 800万画素(インカメラ:800万画素(f/2.0 絞り値)) |
カメラ性能については、メインカメラは両機種とも約5000万画素と高解像度で、きれいな写真を撮影できます。
ただし、arrows We2 M07はマクロカメラも搭載しており、花や小物などの接写撮影も楽しめる特徴があります。
自撮りカメラはRedmi 14Cの方が高解像度で、より細かい表現が可能となっています。
防水・防塵性能の違い

項目 | Redmi 14C | arrows We2 M07 |
---|---|---|
防水/防塵 | IPX2、IP5X | IPX5/IPX8、IP6X |
▼防塵性能(0〜6の7等級)
IP0X | 保護の内容 | 想定される固形物の例 |
---|---|---|
IP1X | 直系50mm以上の 大きさの固形物が内部に入らない | 手 |
IP2X | 直系12.5mm以上の 大きさの固形物が内部に入らない | 指 |
IP3X | 直系2.5mm以上の 大きさの固形物が内部に入らない | 工具の先端 |
IP4X | 直系1.0mm以上の 大きさの固形物が内部に入らない | ワイヤー |
IP5X | 有害な影響が発生するほどの 粉塵が内部に入らない | 粉塵 |
IP6X | 粉塵が内部に入らない | 粉塵 |
▼防水性能(0〜8の9等級)
IPコード | 保護の内容 |
---|---|
IPX0 | 保護されていない |
IPX1 | 垂直に落ちてくる水滴による有害な影響がない |
IPX2 | 垂直から15度の範囲で落ちてくる水滴による有害な影響がない |
IPX3 | 垂直から60度の範囲で落ちてくる水滴による有害な影響がない |
IPX4 | あらゆる方向からの飛沫による有害な影響がない |
IPX5 | あらゆる方向からの噴流水による有害な影響がない |
IPX6 | あらゆる方向からの強い噴流水による有害な影響がない |
IPX7 | 一時的に一定の水圧(水深)で水没しても内部に浸水しない |
IPX8 | 継続的に水没しても内部に浸水しない |
防水・防塵性能では、arrows We2 M07の方が優れた性能を持ちます。
雨の日でも安心して使えるほか、キッチンでレシピを見ながら料理をする際にも、水しぶきを気にせず使用できるでしょう。
Redmi 14Cも生活防水程度の性能は備えていますが、一定の制限があります。
おサイフケータイ・認証機能の搭載状況を比較
項目 | Redmi 14C | arrows We2 M07 |
---|---|---|
おサイフケータイ | - | ◯ 対応 |
指紋認証 | ◯ 対応 | ◯ 対応 |
顔認証 | ◯ 対応 | ◯ 対応 |
Redmi 14Cはおサイフケータイに対応していないので、必須の方はarrows We2 M07がおすすめです。
生体認証機能は、両機種とも指紋認証に対応しています。
加えて、arrows We2 M07は顔認証にも対応しているため、状況に応じて使い分けができ、より便利なロック解除が実現できます。
対応SIMを比較
項目 | Redmi 14C | arrows We2 M07 |
---|---|---|
対応SIM | nanoSIM / nanoSIM スロット数:2 | nanoSIM / eSIM スロット数:1 |
SIMについては、使い方によって選びやすさが異なります。
Redmi 14Cは2枚のSIMカードが使えるため、プライベート用と仕事用で使い分けたい方に便利な特徴があります。
arrows We2 M07は物理SIMが1枚と、eSIMに対応しているため、海外旅行の際に現地のeSIMを入れて使うといった活用が可能です。
対応バンドを比較

項目 | Redmi 14C | arrows We2 M07 |
---|---|---|
対応バンド(5G) | - | 5G:n1/3/28/77/78/79 |
対応バンド(4G) | LTE:B1/2/3/4/5/7/8/13/18/19/26/28/38/40/41/66 | LTE(国内):1/3/8/18/19/28/41/42 LTE(国外):1/3/4/5/8/12/28/38/39/41/42 |
5G | 3.7GHz帯 | 4.5GHz帯 | 28GHz帯 | |
---|---|---|---|---|
n77 | n78 | n79 | n257 | |
ドコモ | – | ◯ | ◯ | ◯ |
au | ◯ | ◯ | – | ◯ |
ソフトバンク | ◯ | – | – | ◯ |
楽天モバイル | ◯ | – | – | ◯ |
4G(LTE) | 700MHz 帯 |
800MHz帯 | 900MHz 帯 |
1.5GHz帯 | 1.7GHz帯 | 2.0GHz帯 | 3.5GHz帯 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
バンド28 | バンド18/26 | バンド19 | バンド8 | バンド11 | バンド21 | バンド3 | バンド1 | バンド42 | |
ドコモ | ◯ | – | ◯ | – | – | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
au | ◯ | ◯ | – | – | ◯ | – | ◯ | ◯ | ◯ |
ソフトバンク | ◯ | – | – | ◯ | ◯ | – | ◯ | ◯ | ◯ |
楽天モバイル | ◯ | ◯ (auパートナー回線) |
– | – | – | – | ◯ | – | – |
※2025/01/25時点の対応バンドです。
arrows We2 M07は5G通信に対応しており、都市部や5Gエリアでより高速なインターネット接続を楽しむことができます。
動画のストリーミングや大容量ファイルのダウンロードなど、データ通信を多用する方には大きなメリットとなります。
一方、Redmi 14Cは4G LTE通信のみの対応となっていますが、現在の4G回線でも日常的なSNSやウェブ閲覧には十分な速度を発揮します。
メールやウェブ閲覧が主な用途の方であれば、4G通信でも特に不便を感じることはないはずです。
Redmi 14Cとarrows We2 M07の取り扱いサイトと本体価格
格安SIM各社での取り扱い状況と本体価格を比較
格安SIM | Redmi 14C | arrows We2 M07 |
---|---|---|
IIJmio >公式から申し込む | 2025/3/31まで110円(4GB/128GB) | 2025/3/31まで9,980円 |
楽天モバイル >公式から申し込む | - | - |
mineo >公式から申し込む | 2025/3/31まで10,010円(4GB/128GB) 2025/3/31まで10,010円(8GB/256GB) | 2025/3/31まで19,712円 |
※表示価格はMNP価格です。価格は調査時点のものであり、変動する可能性があります。最新の情報は各取扱いサイトにてご確認ください。