この記事では、Xperia 10 VI(2024年7月発売)とAQUOS sense8(2023年11月発売)の違いを比較してご紹介します。
【結論】Xperia 10 VIとAQUOS sense8、選ぶならどっち?
SONYのXperia 10 VIとSHARPのAQUOS sense8は、日常使いに適したミドルレンジのスマートフォンですが、細かい部分で違いがあります。
スペックに関する主な違いを表にまとめました。
項目 | Xperia 10 VI | AQUOS sense8 |
---|---|---|
画面の滑らかさ | 60Hz(標準) | 90Hz(より滑らかな表示) |
メインカメラ画素数 | 4800万画素 | 5030万画素 |
認証機能 | 指紋認証のみ | 指紋認証+顔認証 |
重さ | 約164g | 約159g(やや軽い) |
それぞれの端末の特徴を活かせる使用シーンは以下の通りです。
比較してみると、両機種は似たようなスペックを持ちながらもAQUOS sense8の方が優位な点が多いことがわかります。
エントリーモデルであっても、一般的に90Hz程度のリフレッシュレートと顔認証機能を搭載しているのが現在の標準です。
発売日が2024年で新しいという点も踏まえると、Xperia 10 VIのスペックは競合製品と比べて見劣りすると言わざるを得ません。
また、価格面でもAQUOS sense8が優位ですので、SONYブランドにこだわりがない限りは、AQUOS sense8の方がコスパの良いお買い物と言えるのではないでしょうか。
より詳しいスペック情報については、以下の詳細な比較表をご覧ください。
Xperia 10 VIとAQUOS sense8のスペックを比較
まずは、Xperia 10 VIとAQUOS sense8の主なスペックを比較表でご紹介します。
全体の概要をご確認いただいた後、気になる項目の詳細をチェックしてみてください。
項目 | Xperia 10 VI | AQUOS sense8 |
---|---|---|
メーカー | SONY | SHARP |
発売日 | 2024/7/5 | 2023/11/9 |
サイズ | 約68(W)x155(H)x8.3(D) (mm) | 約71(W)x153(H)x8.4(D) (mm) |
重さ | 約164g | 約159g |
カラー | ・ブルー ・ブラック ・ホワイト | ・ペールグリーン ・ライトカッパー ・コバルトブラック |
OS | Android™ 14以降 | Android™ 13 |
SoC(CPU) | Snapdragon® 6 Gen 1 Mobile Platform | Qualcomm® Snapdragon™ 6 Gen 1 Mobile Platform 2.20GHz+1.8GHz オクタコア |
RAM / ROM(メモリ) | RAM:6GB / ROM:128GB / microSDXC(最大1.5TB) | RAM:6GB / ROM:128GB / microSDXCカード 最大1TB(別売) |
バッテリー | 5000mAh 急速充電対応 | 5000mAh 急速充電対応 USB Power delivery Revision3.0規格対応 |
充電端子 | USB Type-C | USB Type-C |
ディスプレイ | 約6.1インチFHD+ トリルミナスディスプレイ for mobile | 約6.1インチFHD+ 2,432×1,080 (IGZO OLED) |
リフレッシュレート | 60Hz | 90Hz |
アウトカメラ | 4800万画素(アウトカメラ有効画素数:16mm(超広角)約800万画素(f/2.2)+26mm(広角)約4800万画素数(記録画素約1200万画素)(f/1.8)+52mm(広角)約1200万画素数(f/1.8)) | 5030万画素(アウトカメラ: 約5,030万画素(標準)+約800万画素(広角)) |
インカメラ | 800万画素(インカメラ有効画素数:約800万画素(f/2.0)) | 800万画素(インカメラ:約800万画素) |
対応SIM | nanoSIM / eSIM スロット数:1 | nanoSIM / eSIM スロット数:1 |
防水/防塵 | IPX5/IPX8、IP6X | IPX5/8、IP6X |
おサイフケータイ | ◯ 対応 | ◯ 対応 |
指紋認証 | ◯ 対応 | ◯ 対応 |
顔認証 | - | ◯ 対応 |
対応バンド(5G) | 5G: n3/28/77/78/79 | 5G:n1/3/28/41/77/78/79 |
対応バンド(4G) | LTE: B1/3/4/5/8/12/18/19/21/28/38/41/42 | LTE:B1/2/3/5/8/12/17/18/19/21/28/38/41/42 |
公式サイト | 公式サイトを見る | 公式サイトを見る |
AnTuTuベンチマークスコアでSoC性能を比較

項目 | Xperia 10 VI | AQUOS sense8 |
---|---|---|
SoC(CPU) | Snapdragon® 6 Gen 1 Mobile Platform | Qualcomm® Snapdragon™ 6 Gen 1 Mobile Platform 2.20GHz+1.8GHz オクタコア |
- PU:基本的な処理性能と演算速度
- GPU:グラフィック処理やゲーム描画の性能
- Memory:RAMとROMの処理速度
- UX:実際の操作性と応答性能
AnTuTuスコア | 動作・操作感 |
---|---|
総合スコア:約150万点以上 GPUスコア:約60万点以上 | ヌルヌル、動作に不満なし |
総合スコア:約100万点〜150万点 GPUスコア:約35万点〜60万点 | 重いゲームもなんとか |
総合スコア:約50万点〜100万点 GPUスコア:約15万点〜35万点 | 軽いゲームくらいなら |
総合スコア:約25万点〜50万点 GPUスコア:約5万点〜15万点 | 必要最低限 |
総合スコア:約25万点以下 GPUスコア:約5万点以下 | サブ端末向き |
両機種とも同じSnapdragon 6 Gen 1プロセッサーを搭載しており、AnTuTuスコアは約55.8万点です。
これは「軽いゲームくらいなら」という区分に位置し、日常使いには十分な性能です。
GPUスコアは約9.5万点で、「原神」などの負荷の高いゲームも低〜中設定なら楽しめそうです。
サイズ・重さ・画面性能の違いを比較
項目 | Xperia 10 VI | AQUOS sense8 |
---|---|---|
サイズ | 約68(W)x155(H)x8.3(D) (mm) | 約71(W)x153(H)x8.4(D) (mm) |
重さ | 約164g | 約159g |
カラー | ・ブルー ・ブラック ・ホワイト | ・ペールグリーン ・ライトカッパー ・コバルトブラック |
ディスプレイ | 約6.1インチFHD+ トリルミナスディスプレイ for mobile | 約6.1インチFHD+ 2,432×1,080 (IGZO OLED) |
リフレッシュレート | 60Hz | 90Hz |
両機種のサイズ感と持ちやすさは実質的に同等ですが、画面表示ではAQUOS sense8が優位に立ちます。
AQUOS sense8はより高いリフレッシュレートを採用しており、SNSのスクロールやゲーム操作がXperiaよりも滑らかに感じられるでしょう。
RAM/ROMの容量を比較

項目 | Xperia 10 VI | AQUOS sense8 |
---|---|---|
RAM / ROM(メモリ) | RAM:6GB / ROM:128GB / microSDXC(最大1.5TB) | RAM:6GB / ROM:128GB / microSDXCカード 最大1TB(別売) |
RAMとROMについては、同等の性能を備えています。
microSDカードによるストレージ拡張については、Xperia 10 VIの方がわずかに余裕があります。
写真や動画をたくさん保存したい方や、音楽・映画などの大容量データを持ち歩きたい方には、Xperia 10 VIの方がいいかもしれません。
バッテリー容量を比較
項目 | Xperia 10 VI | AQUOS sense8 |
---|---|---|
バッテリー | 5000mAh 急速充電対応 | 5000mAh 急速充電対応 USB Power delivery Revision3.0規格対応 |
充電端子 | USB Type-C | USB Type-C |
使用シーン | 4000-4500mAh | 4501-5000mAh | 5001-7000mAh |
---|---|---|---|
動画視聴連続使用 | 約8-9時間 | 約9-10時間 | 約10-12時間 |
SNS中心の通常使用 | 約1-1.5日 | 約1.5-2日 | 約2-2.5日 |
テザリング利用時 | 約4-5時間 | 約5-6時間 | 約6-7時間 |
モバイルゲーム | 約3-4時間 | 約4-5時間 | 約5-6時間 |
待機時間 | 約3-4日 | 約4-5日 | 約5-6日 |
※参考値は以下の条件で計測した想定です。使用環境や設定により実際の持続時間は変動します。
– 画面の明るさ:50%
– Wi-Fi接続時
– 室温25℃環境下
– 新品状態
バッテリー容量は両機種とも大容量で、1日中たっぷり使っても電池切れの心配が少ないのが魅力です。
充電については、どちらもUSB Type-C端子を採用し急速充電に対応していますが、AQUOS sense8はUSB Power Delivery Revision3.0規格に対応しているため、対応の充電器を使用した場合の充電方法に違いがあります。
外出先で充電で済ませたい方には、この違いが重要になるかもしれません。
カメラ性能を比較
項目 | Xperia 10 VI | AQUOS sense8 |
---|---|---|
アウトカメラ | 4800万画素(アウトカメラ有効画素数:16mm(超広角)約800万画素(f/2.2)+26mm(広角)約4800万画素数(記録画素約1200万画素)(f/1.8)+52mm(広角)約1200万画素数(f/1.8)) | 5030万画素(アウトカメラ: 約5,030万画素(標準)+約800万画素(広角)) |
インカメラ | 800万画素(インカメラ有効画素数:約800万画素(f/2.0)) | 800万画素(インカメラ:約800万画素) |
カメラについては、構成の違いはありますが、日常的な写真撮影ではどちらの機種も同等の画質で撮影可能です。
自撮りカメラも両機種とも約800万画素で同じです。
防水・防塵性能を比較

項目 | Xperia 10 VI | AQUOS sense8 |
---|---|---|
防水/防塵 | IPX5/IPX8、IP6X | IPX5/8、IP6X |
▼防塵性能(0〜6の7等級)
IP0X | 保護の内容 | 想定される固形物の例 |
---|---|---|
IP1X | 直系50mm以上の 大きさの固形物が内部に入らない | 手 |
IP2X | 直系12.5mm以上の 大きさの固形物が内部に入らない | 指 |
IP3X | 直系2.5mm以上の 大きさの固形物が内部に入らない | 工具の先端 |
IP4X | 直系1.0mm以上の 大きさの固形物が内部に入らない | ワイヤー |
IP5X | 有害な影響が発生するほどの 粉塵が内部に入らない | 粉塵 |
IP6X | 粉塵が内部に入らない | 粉塵 |
▼防水性能(0〜8の9等級)
IPコード | 保護の内容 |
---|---|
IPX0 | 保護されていない |
IPX1 | 垂直に落ちてくる水滴による有害な影響がない |
IPX2 | 垂直から15度の範囲で落ちてくる水滴による有害な影響がない |
IPX3 | 垂直から60度の範囲で落ちてくる水滴による有害な影響がない |
IPX4 | あらゆる方向からの飛沫による有害な影響がない |
IPX5 | あらゆる方向からの噴流水による有害な影響がない |
IPX6 | あらゆる方向からの強い噴流水による有害な影響がない |
IPX7 | 一時的に一定の水圧(水深)で水没しても内部に浸水しない |
IPX8 | 継続的に水没しても内部に浸水しない |
防水・防塵性能は両機種ともIPX5/IPX8、IP6Xで完全に同等です。
おサイフケータイ・認証機能の搭載状況を比較
項目 | Xperia 10 VI | AQUOS sense8 |
---|---|---|
おサイフケータイ | ◯ 対応 | ◯ 対応 |
指紋認証 | ◯ 対応 | ◯ 対応 |
顔認証 | - | ◯ 対応 |
認証機能については、Xperia 10 VIは指紋認証のみに対応していますが、AQUOS sense8は指紋認証に加えて顔認証にも対応しています。
マスクをつけている時は指紋認証、手が塞がっている時は顔認証と、状況に応じて使い分けられるのはAQUOS sense8の強みといえるでしょう。
対応SIMを比較
項目 | Xperia 10 VI | AQUOS sense8 |
---|---|---|
対応SIM | nanoSIM / eSIM スロット数:1 | nanoSIM / eSIM スロット数:1 |
両機種ともnanoSIMとeSIMに対応し、SIMスロット数は同じです。
対応バンドを比較

項目 | Xperia 10 VI | AQUOS sense8 |
---|---|---|
対応バンド(5G) | 5G: n3/28/77/78/79 | 5G:n1/3/28/41/77/78/79 |
対応バンド(4G) | LTE: B1/3/4/5/8/12/18/19/21/28/38/41/42 | LTE:B1/2/3/5/8/12/17/18/19/21/28/38/41/42 |
5G | 3.7GHz帯 | 4.5GHz帯 | 28GHz帯 | |
---|---|---|---|---|
n77 | n78 | n79 | n257 | |
ドコモ | – | ◯ | ◯ | ◯ |
au | ◯ | ◯ | – | ◯ |
ソフトバンク | ◯ | – | – | ◯ |
楽天モバイル | ◯ | – | – | ◯ |
4G(LTE) | 700MHz 帯 |
800MHz帯 | 900MHz 帯 |
1.5GHz帯 | 1.7GHz帯 | 2.0GHz帯 | 3.5GHz帯 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
バンド28 | バンド18/26 | バンド19 | バンド8 | バンド11 | バンド21 | バンド3 | バンド1 | バンド42 | |
ドコモ | ◯ | – | ◯ | – | – | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
au | ◯ | ◯ | – | – | ◯ | – | ◯ | ◯ | ◯ |
ソフトバンク | ◯ | – | – | ◯ | ◯ | – | ◯ | ◯ | ◯ |
楽天モバイル | ◯ | ◯ (auパートナー回線) |
– | – | – | – | ◯ | – | – |
※2025/01/25時点の対応バンドです。
通信バンドについては、5Gと4G LTEの対応バンドに若干の違いがありますが、日本国内での利用においては大きな差は感じられないでしょう。
ただし、海外で使用する予定がある方は、訪問先の国で使われている通信バンドをチェックしておくと安心です。
Xperia 10 VIとAQUOS sense8の取り扱いサイトと本体価格
格安SIM各社での取り扱い状況と本体価格を比較
格安SIM | Xperia 10 VI | AQUOS sense8 |
---|---|---|
IIJmio >公式から申し込む | のりかえ割39,800円 | 2025/3/31まで19,800円 |
楽天モバイル >公式から申し込む | 2025/4/14 8:59まで52,900円 | 実質負担額29,800円 |
mineo >公式から申し込む | 2025/3/31まで48,290円 | - |
※表示価格はMNP価格です。価格は調査時点のものであり、変動する可能性があります。最新の情報は各取扱いサイトにてご確認ください。